点字は、墨字(通常の印刷された文字)と同様、国によって違うことをご存じですか?
特に、日本語のかな文字はアルファベットとは全く異なりますが、
点字は欧米発祥であるために、当初はアルファベットの点字しかなく、
昔は、日本語の点字もローマ字つづりで表記・触読していたそうです。
かなを表すことができる日本点字は、1890(明治23)年「11月1日」に採用されました。
これを記念し、11月1日は点字の日となっています。
(濁点や半濁点は別ですが)基本的にかな1文字を点字1文字で表せるので、
よりコンパクトで読みやすくなりました。
<例:「か」の場合>
→ローマ字:「K」「A」と2文字分の表記・触読が必要。
→日本点字:点字でも「か」1文字分で表現可能。
その後、点字のJIS規格の制定・改正等も続けられ、現在へ至っています。
今後も弊社では、視覚障害者の方々がより触読されやすい
点字サインの製作を心がけてまいります。